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1.ひとりごと

当時の未来がもう過去に

こんにちは、古市です。

いつもありがとうございます。

「懐かしいな」と思って、昨晩『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』をNetflixで観ていました。

PART2が上映されたのは1989年です。

同映画シリーズはPART1からPART3で構成されており、1985年を中心にタイムマシンで30年前の1955年にさかのぼったり、2015年の未来にタイムスリップする内容です。

改めて観てビックリしました。

当時、未来と設定されている2015年は、2022年の現在では、すでに過去のことなのです。

同映画を観ながら、こう思いました。

「未来の予想なんて、全然当たっていないじゃないか!?」

同映画では空飛ぶ車が登場しますが、これはまだ実用化されていません。

ドローンとは違いプロペラがない空飛ぶ車なのですが、こんな車、あと50年経っても実用化されそうにありません。

加えて、当時の大型コンピュータが小型化されてパソコンとして普及するという発想がありませんから、パソコンもスマホも登場しません。

なにせ放映が1989年で、Windows95が登場するのが6年後の1995年ですから。初代iPhoneの発売は18年後の2007年なのです。

だから、ネットショッピングの概念もないのです。

テレビ電話が登場します。ZOOMとほぼ同じ機能です。これを使って主人公が「クビ」を宣告されるのですが、ダメ押しで届く連絡手段がファックスなのです(苦笑)。

なぜならば、電子メールの発想がないからです。

他にも、通常の大きさの1/20程のピザをレンジのようなものでチンすると、数秒で通常サイズのピザができあがるという仕掛けの食品も現在は存在しません。

要は、当時描いていた30年後の未来像は1、2割ほどしか当たってなくて、8割、9割は外れているのです。

その道の専門家の言うことなんて、まったく当てになりません(苦笑)。

パソコンが普及する前は、「試着できないから、ネットで服は売れない」というのが大方の見方でしたから、これも大外れです。

そもそもテクノロジーに疎いジジイ(失礼!)評論家に、未来なんて見通せるわけがありません。

脅すわけではありません。あなたがなんとなく描いている30年後は、「大きな戦争は起きない」という前提の未来ですよね。

万が一、大きな戦争が起こったら、間違った前提で描く未来なんて、外れるに決まっているのです。

だから、常に勉強をして、フェイクニュースにだまされずに、各自が情報収集をする。

そして、未来の予想を常に修正していかないと、ボヤーっと描いていた30年後の未来とは、まったく違った未来になる可能性が高いです。

これからの不勉強は、自殺行為とほぼ同義語です。

政治や経済、国際情勢を無視した未来設計図なんて、簡単に木っ端みじんに打ち砕かれますから。

あなたの祖父母やその前の世代だって、自分が戦争に巻き込まれるなんて、夢にも思っていなかったのです。

当時、空から焼夷弾が降ってくるなんて、誰が想像できたでしょうか?

日清・日露戦争、第一次大戦と大きな戦争を経験していた当時の日本ですが、本土攻撃なかったので、ある意味、ほとんどの民間人にとって戦争は他人事だったのです。

今、ウクライナで起こっていることも、日本人にとっては他人事ですよね?

もう一度書きます。これからの不勉強は、自殺行為とほぼ同義語です。

「1日+5%」を続けなさい!

【〆切】3月29日(火)午後3時までとなります。

2022.03.25

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