古市幸雄BLOG古市幸雄BLOG

1.ひとりごと

末路:嫌なことを聞くのイヤ

こんにちは、古市です。

「嫌なことを聞くのがイヤ」というのは、厳密には

  • 厳しいことを言われるのがイヤ
  • 厳しい現実を直視するのがイヤ
  • 厳しい環境にいるのがイヤ

要は、

  • 叱ってくれる人が不在の環境
  • 白昼夢ばかり見てきた環境
  • 生ぬるい居心地のいい環境

ひと言、言っていいですか?

このメールを受け取っていると言うことは、ご自身の能力開発に興味ありますよね。

そもそも論として、厳しくない、ぬるま湯の環境で、あなたの能力は開発されるのですか?

今、メジャーリーグで大活躍している大谷選手は、ぬるま湯の環境だったから、能力を開花させたのでしょうか?

自己啓発オタクが大好きな「ラクして簡単に」のフレーズが、論理矛盾を起こしているものね。

「ラクして簡単に」=「ぬるま湯」のこと。

誰でも「ラクして簡単に」能力を開発できるなら、他の人も「ラクして簡単に」能力が開発できるはず。結果的に、差別化できないという事実に気がつかないのでしょうか?

それとも、この現実を見たくないのでしょうか。だから、白昼夢云々と言われるのです。

何かのご縁で、私からのメールをもらうようになって長い人で14年、そこそこの人で5年から10年、最近の人で、数年から数ヶ月。

この間、歳を取る以外に何か変わりましたか?

拙著で書きましたけど、原理原則として、物体は極に行かないと変化しません。水は0度にならないと氷にならない。100度にならないと水蒸気にならない。

そんな40度前後のぬるま湯に10年浸かっていても、何の変化が起きるわけがありません。

自己啓発の世界では、ちょっと考えればわかりそうなことに、みんなコロッと騙されます。当初の私もそうでしたけど、、、。

例えば、「無意識の活用」。

そもそも論として、自分の意思ではコントロールできないから「無意識(意識できない)」と表現するのに、どうやって無意識を活用できるのですか?

ご自身の意思で心臓の心拍数をコントロールできないでしょう。無意識でやっているから。

自分の心臓でさえ思うようにコントロールできないのに、どうやって無意識を活用して、ご自身の能力が開発できるわけ?

少しネタばらしをすると、「考え方(思考)さえ変えれば、人生は変わる」と愚民を騙すためのフレーズとして使われたのです。

「無意識を活用せよ」というフレーズは。

あなたも、このフレーズに5年も、10年も騙されてきたじゃないの!?

「無意識を活用せよ」というフレーズは自己啓発本では読んだことがあると思いますが、どうやって(How)無意識を活用すればいいか、克明に書かれている本は皆無でしょう。

不可能だから(爆)。

詳しくは『ナポレオン・ヒルは卒業しよう』で話しています。

人は他人から怒られたり、間違いを指摘されたりしないと、いつまでたっても成長しません。10年前と何も変わっていない自己啓発オタクみたいに。

これも、そもそも論ですが、「自分1人で変われる」という発想も、原理原則を無視しています。

  • 水 + 冷気エネルギー → 氷
  • 水 + 熱エネルギー → 水蒸気

つまり、水単体では変化は起きません。

変な例ですけど、あなたは電子レンジの中に入って温められたいですか? 私はイヤです(苦笑)。

余談ですけど、アメリカって、本当にヤバい人が多くて、「雨に濡れた飼い猫を電子レンジでチンしたら、死んじゃったじゃないか!?」と言って、本気で製造元を訴える人がいます。

話を戻しますね。

電子レンジって、食品にマイクロ波のエネルギーをかけるから、冷たい食品が暖かい食品に変化します。

電子レンジで温められる食品、これが能力開発のプロセスと同じです。

エネルギーをかけられることは嫌なこと、ストレスになることです。

だけど、このストレス、嫌なことから逃げ続けると、10年たってチン!!

ただ10歳老けただけの、おじさん、おばさんの出来上がりです。← 自称・人生を変えたい人たち

追伸:
自分の人生さえ変えられない人が、親になって「我が子の人生を変えてやりたい、、、」。そりゃ、無理というものです。

子育て論を喝破する

2021.08.15

最近の投稿

カテゴリー

アーカイブ

ページトップへ戻る