1.ひとりごと
欲しいものは、取りに来い
「チャンスが来ない」とお嘆きの自己啓発オタクが多いです。
だけど、チャンスが来ているのに、自分から断っていませんか?
私からすると、「どうかしているぜ!」という感じです。
最近、下記の本を読みました。
細かいことは間違っているかもしれませんが、重要なポイントはこうです。
落語家の立川談志という人は、弟子に対して「(弟子の)先輩、後輩は関係ない。実力がある弟子は、いつでも二つ目にしてやる」という態度でした。
そして、「その気がある弟子たちよ、欲しいもの(二つ目)は、取りに来い」と。
二つ目:落語家として一人前として認められる地位
著者である立川 談慶さんの弟分の談生さんは、これを「チャンス」と捉えて努力をしました。
その結果、兄弟子の談慶さんを飛び越して、談生さんが先に二つ目になった。これで立場が逆転。
- 弟分の談生さんが落語家として一人前の二つ目
- 兄貴分の談慶さんは、楽屋で雑用をする前座
この違いを分けたのは、チャンスを取りに行ったか、行かなかったかの違いです。
抜かれた談慶さんは、「談志師匠がそうは言っても、弟子になった順番の年功序列で二つ目になれるだろう」という甘い考えがありました。
同書の251ページにこう書かれています。
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三つの反省点に共通するもの
以上、自らに向き合って、前座突破に九年半もかかってしまった理由を書き連ねてみました。
「リサーチ不足」「師匠との距離の取り方」「アップデート不足」の三つですが、共通するのは、「甘え」ではないかと思います。
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さて、自己啓発オタクのあなたの話です。チャンスが目の前に訪れたときに、そのチャンスを
- 取りに行くときがある
- 取りに行かないときもある
なんて一貫性のないことは、するはずがありません。
- チャンスを取りに行く輩は、毎回取りに行く
- チャンスを取りに行かない輩は、毎回見逃す
なぜならば、その人のメンタル(心の状態)次第で、行動が決まるからです。
異性に自分の気持ちを伝えるのが下手な男性が、
- 告るときもある
- 告らないときもある
なんてないよね!? こういう輩はいつも告らない!!
メンタルが弱い輩に100回、いや1,000回チャンスが来ようが、毎回チャンスはゴミ箱行きです。だって、毎回チャンスを見逃すでしょう。
- 欲しいものは、取りに行く
- 欲しいものでも、取りに行かない
これは各自のメンタルの違いで、ノウハウ云々の話じゃありません。
- 欲しいものを取りに行った人は、欲しいお金や人間関係の状況に
- 欲しいものを取りに行かなかった人は、それなりに、、、
先ほどの反省点で、「『甘え』ではないかと思います」と書かれていましたよね。
何が甘いのですか?
それは”メンタル”が甘かったということですよね。弟分に先を越されたのは、メンタル(心構え)の違いなのです。
「自分に甘かった」とも表現できます。
角川の『新字源』で「甘」を調べたら、「厳しさが足りない、不充分である」と書かれていました。
そもそも論として、二つ目になるメンタルを持ち合わせていなければ、二つ目になれるはずがない。
こんなシンプルことを悟るのに、著者は9年半もかかりました。
ちなみに、あなたは何年かかっているのでしょうか?
- メンタルが弱い輩
- 自分に甘い輩
が、てんこ盛りのノウハウを仕入れて結果が出るの?
勉強を継続するノウハウは、拙著『1日30分』に書かれています。あなたも読みましたよね?
だけど、同書を読んだ50万から100万人(中古本も含む)のうち、15年経っても勉強を継続している人は、何人いると思いますか?
そして、頭ひとつ分の飛び抜けた結果を出している人は、何人いると思いますか?
落語なら、自己啓発オタクの99%は前座。そして、前座のまま自己啓発オタクを廃業する。
『マインドジョブ』
お客様のレビュー:
『ハッと気付かされた』
「この度も即座に実践できる、有用な教材を作成いただきましてありがとうございます。
私自身、週に2、3回はやる気がでないときがあり、どうすればいいのだろうと思いながらも、同じ行動や思考を繰り返していました。
やるべき仕事があるのに、なかなか仕事にとりかからない。ほとほと自分に嫌気がさすほどです。
自分のことなのに、自分をうまく管理(マネジメント)できないもどかしさを感じつつも、どうしたらいいのかわかりません。
今回の教材では、そんな悩みに対して、古来からある武道の考え方に沿って丁寧に解決策を提示してくれています。(中略)
ちゃんとした目標やミッションを設定しない理由、設定していても公言しない理由について、ストレートに指摘されると、図星過ぎて、ぐうの音も出ません。
私ももう若くない年齢になっています。私自身が自己啓発オタクから脱して、不可能を可能にしないと、子供にも悪い影響が出てしまうので、おちおち毎日を過ごしている暇はないです。
いいかげん、本気になります。みなさんも本気になりたかったら、すぐ聴きましょう」E.K.様 男性
2021.12.19