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1.ひとりごと

教師の懺悔:先生 or 娘の父親

こんにちは、古市です。

お子さんがいらっしゃるお父さん・お母さんは、ぜひ読んでください。

下記で紹介する本で、元教師が懺悔をしています。

「教師として公に言っている教育法と、自分の家庭での教育法は違っていた」と。

要は、教師として「子どもの学力を向上させるにはこうしなさい」と主張していたことを、自分の家庭では思うように実践できていなかったのです。

何が言いたいかというと、世間ウケのいい子育て論なんて、所詮きれい事で、主張している本人の家庭でさえ実践することは困難だということです。

世間ウケのいい子育て論をまともに信じてはいけません。理想論や幻論、誰もできないきれい事ばっかりですから(苦笑)。

下記で一部引用しましたが、ポイントを箇条書きにします。

・教師として「ゆとり教育」に反発し、情報発信
 ↓
・自身の教育論がベストセラーに
 ↓
・校長になって学校で持論を証明することに
 ↓
・「学力は家庭で伸びる」を主張しているのに、自分の家庭で実践できなかった
 ↓
・主張している教育法と我が子の教育方針が乖離
 ↓
・インタビューで聞かれても、我が子の教育はタブーに
 ↓
・娘が東大に合格したので懺悔、書籍でシェア

要は、教師として「いい結果が出る」教育法と、父親としての我が子の教育法が一致していなかったのです。

以下、引用。
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はじめに
2008年春、次女は東大に合格した。一浪を経ての合格だった。長い長いトンネルの中をさまようように生きていた時代が終わり、私はようやく解放感を感じることができるようになった。

娘の受験が終わったということだけが理由ではない。壮絶だった私の仕事も、大きな峠を越えつつあったからである。

もともと私は兵庫県和田山町という田舎にある小学校の一教師だった。子どもの学力を伸ばすことに日々邁進する一方、ゆとり教育に反発し、発言をしていた。

当時、世の中では子どもたちの学力低下が大問題になっていた。そうした状況のなか、2000年に私の指導がNHKの『クローズアップ現代』で報道された。

学力低下問題を解決させる糸口になるという評価をいただき、多くの人の知るところとなった。

続いて出版した著書『本当の学力をつける本』がベストセラーになった。そこからはもう激動という言葉に収まらないほどの激しい日々となり、普通の教師でいることは無理になった。

大きな転機が訪れたのは2003年。広島県尾道市の校長公募に応募し、広島県尾道市立土堂小学校の校長となった。学力低下問題の根底にあるのは、子どもたちの生活習慣の悪化である。

そのことを実証し、なおかつ解決の処方箋を作るには、このプロジェトしかない。そう思った。しかし家族には多大な負担を強いることになる。

最大の問題は子どもの学校だった。私には三人の子どもがいる。当時、長女は高校2年生。高校時代を部活にかけていた。尾道に連れて行くわけにはいかず、妻の実家に預けることにした。

次女は中学3年生。受験が気になるせいか、拒否。私の親の実家に預けるしかなかった。そして三番目の長男。ここで長男までもが拒否すれば、もうどうしようもなかった。

だが意外なことに同意してくれた。そして私は、妻と長男の三人で尾道での生活を始めたのである。(中略)

家族団欒の重要性を世に訴えながら、私はまったく逆のことをやっていたのである。

私にとって大きな節目になったのが、教育再生会議である。さまざまな教育問題を解決するため、当時総理大臣であった安倍晋三氏の肝入りで作られたこの会議で、私は有識者委員となった。(中略)

一方、私は中央教育審議会の教育課程部会の委員として、ゆとり教育を転換する新しい指導要領作りにもかかわっていた。この指導要領では、私の指導方法も公認された。

ずいぶん長くかかってしまったが、学力低下問題との格闘が一段落したのである。

そんな経歴の私にとって、家族を語ることはタブーだった。

学力低下の原因を生活習慣の悪化にあると感じていた私は、「学力は家庭で伸びる」と主張していた。

そんな私が家族のことを語ると、家族に過度の重圧を与えるからだ。

だがその一方で、自分の家族については何も語らないまま家庭での子育てについて語ることに後ろめたさを感じてもいた。

ちょうど子育ての節目になる今、一度だけ家族を語り、その責任から逃れたいと考えたのが今回この本を書いたきっかけである。

8〜10ページ

著者の娘さんは、後半でご自身で執筆して東大受験や浪人時代を回想をしています。

ナント、1週間も家出をしているのです。教師の娘だって家出しますって(苦笑)。

さらに、二次試験当日に受験票を忘れるし、、、。マンガかい!?

お子さんの教育で迷いがある方は、下記の教材を聞くことを強くオススメします。返品・返金可です(ダウンロード版は除く)。

聞くなら”今”だと思います。

5年後、10年後に聞いても、お子さんが大きくなってからでは効果が薄いからです。

子育て論を喝破する

お客様のレビュー:
『耳が痛くなる図星の連続』
「この度も貴重な教材の制作をありがとうございます。私は中学1年生と小学3年生の2人の子供を持つ父親です。

この教材を聞いたことで、子育てに対する意識と行動が変わりました。シンプルにひとことで言っていますが、これは、とてつもない価値です。

妻や子供にしっかりこの思想が伝われば、子々孫々に渡るまで、その価値が受け継がれていくかもしれません。そのぐらい強力な金言が詰まった内容になっています。

ただし、覚悟しておいてください。耳が痛くなる厳しい言葉もあります。厳しいと感じるということは、裏を返せば、図星なのです。

私自身、家族を貧乏でない状態で養えば、学校のことや習いごと、日々の食事のことなど、子育てに関わることはある程度、妻に任せておけばいいや、ということがいくつもありました。

あえて数値目標で例えるとすれば、家族を養うことだけでは、100%のうち、50%しか目標達成していないのです。この点は本当に自分自身、甘い考えでした」E.K.様 男性
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追伸:
あなたのご家庭の教育法は、お父さん・お母さんが決めればいいのです。

どうせ世間ウケのいい教育論なんて、どの家庭も実践できていませんから。

(自慢のために)インスタにアップされている他人の家庭料理は美味しそうですけど、あなたの家のご飯は手抜き料理ばっかりでしょ。(^0^;)

これと一緒です。

子育て論を喝破する

2021.09.06

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