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2.書籍関連

書籍も立派な商品

書籍も、テレビや携帯電話と同じように立派な商品。「当たり前のことを言うな!」と叱らせそうですが、実はこれがわかっていない人が多いのです。

一商品であれば、そこにはマーケット(市場)があり、顧客ニーズがあり、ターゲット顧客がおり、競合商品があり、マーケットセグメント(あるマーケットを細分化した小さなマーケット)などが存在します。

ところが、書籍を商品と考える関係者は非常に少ない。著者しかり、出版社しかり。だから、マーケットや競合書籍も分析せずに、「次はこんな本を書きたい」「次はこんな本を書いて欲しい」という発想でしか考えない。

読者(消費者)は著者や出版社が出版したい本を読みたいのではない。自分が必要な情報がありそうな本を買う。別の言い方をすると、自分の問題を解決したいから本を買う。それなのに、読者(消費者)のニーズを無視して、自分勝手な書籍(商品)を投入しても売れるはずがない。

要は、マーケットを見ないで、自分勝手に作りたい書籍(商品)を憶測で投入する。書籍(商品)をマーケットに投入するのは簡単だが、ヒットする確率はきわめて低い。

マーケット分析をしてから、既存の商品と差別化でき、かつヒットしそうな商品を市場に投入する。ビジネスの世界では当たり前の話のはずだが、書籍ビジネスの世界では、当たり前ではないらしい。

別に、コンサルティング会社にマーケット分析を依頼する必要はない。自分で書店や売れ筋書籍を調べて、「今、ヒットしている書籍は?」「次に来る読者のニーズは何か?」「ほとんど手を付けられていないニッチ(隙間)なマーケットは?」と考えればいいだけです。

その分析の精度が高く、的確に顧客のニーズをつかむ商品をタイミングよく投入して、適切なプロモーション活動を行えば、ヒットする確率は高くなる。しかし、

この「自分の頭で考える」という作業が結構しんどい。そのために、ほとんどの人が「考える」作業を放棄する。つまり、マーケット分析をしない。

一方、マーケット分析を行っている一部の著者・出版社が、ベストセラー書籍(ヒット商品)を非常に高い確率で出す。マーケット分析をしているからといって、投入したすべての商品がヒットするわけではない。しかし、相当高い確率でヒットを生み続けるらしい。イチロー選手の打率よりもヒット率が高いそうだ。

商品投入前に、当たり前のことをするだけ。つまり、マーケット分析をする。そして、既存の商品と差別化できる商品を投入する。しかし、この当たり前のことができていない。 別の言い方をすると、当たり前のことをしている一部のグループが一人勝ちをしている。

「中卒、高卒、二流・三流大学卒のハンディは、継続的に勉強をすれば簡単に克服できる」 「1日30分」を続けなさい!』より

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2007.07.26

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