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4.まぐまぐ!

1/6の法則とは?

こんにちは、古市です。

古市幸雄の「1日30分」自己教育    第774号

ビジネス書ではなかなか手に入らない面白い統計をお伝えしましょう。

私がビジネスをやっている中で、リアルにお客様からとった統計。そして、実際に商品やサービスを買ったお客様の比率です。

「何かの商品やサービスに興味がありますか?」とアンケートを取って、一定数が手を挙げたとします。

この一定の手を挙げた人は、口では「商品やサービスに興味があります」と言った方々です。

だけれども、実際に商品やサービスを提供しはじめてから、実際に商品やサービスを買うのは6人に1人です。

要は、言っていることとやっていることが一致しているのは6人に1人だけ、その他の6人のうち5人は、言っていることとやっていることが一致していません。

別に、私のお客さんを責めているわけではなくて、世の中の他の分野でも同じことが起こっています。

例えば、日本マクドナルド。お客様にアンケートをとると、「もっとヘルシーなものが食べたい」という要望がありました。

その要望に応えるためにサラダを発売したら、全然売れなかったという結果に。これと同じです。

口では、「健康的な物が食べたい」と言っておきながら、実際にそれらの商品やサービスが発売になっても、6人のうち5人は買わないのです。

言っていることとやっていることが違うのです。

さて、6人のうち1人しか実際に行動を起こさないとすると、確率論的に16.7%です。 大体10人いたら実行に移すのは1人か2人です。

では、この1人か2人のうちさらに継続して何かを続けられる人は、この16.7%の内のさらに6人に1人ぐらいです。

最初に100人いたら、言っていることとやっていることが一致して、実際にやる人は6人のうち1人。人数にして16人か17人ぐらいです。

この16人か17人のうち、5年、10年と継続できるのはさらに6人に1人ぐらいです。

そうすると、100人 × 1/6 × 1/6 = 2.78人。

勝ち組3 vs 負け組97の割合です。

これを「1/6の法則」と呼びましょう。「1/36の法則」の方がいいかな。

私の拙著『1日30分』を50万部のベストセラーにしていただいたとして、あの本に感化されて今でも継続している人は、50万人 × 1/6 × 1/6 ですから、14,000人弱です。

さて、負け組って、誰に負けたか、知ってる?

競争相手?

いいえ。





あなた自身。

他に誰がいるの?

負け組とは、(自分に)負けた人たちの総称です。

ちなみに、どうして言っていることとやっていることが一致しないのか?

ほとんどの社会人は、精神○○症だからです。こういう人は、目標の達成とか無理ですよ。

だって、目標に挙げていることと取っている行動が、ほとんどの場合、ちぐはぐなんですから。

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2020.03.07

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