レビュー:子育て論を喝破する

子育て論を喝破する

  • 耳が痛くなる図星の連続

「この度も貴重な教材の制作をありがとうございます。私は中学1年生と小学3年生の2人の子供を持つ父親です。

この教材を聞いたことで、子育てに対する意識と行動が変わりました。シンプルにひとことで言っていますが、これは、とてつもない価値です。

妻や子供にしっかりこの思想が伝われば、子々孫々に渡るまで、その価値が受け継がれていくかもしれません。そのぐらい強力な金言が詰まった内容になっています。

ただし、覚悟しておいてください。耳が痛くなる厳しい言葉もあります。厳しいと感じるということは、裏を返せば、図星なのです。

私自身、家族を貧乏でない状態で養えば、学校のことや習いごと、日々の食事のことなど、子育てに関わることはある程度、妻に任せておけばいいや、ということがいくつもありました。

あえて数値目標で例えるとすれば、家族を養うことだけでは、100%のうち、50%しか目標達成していないのです。この点は本当に自分自身、甘い考えでした。

父親として、子供の将来を見据えて、どのような大人にさせるか決めていますか? ガイドラインを持っていますか? そうしたことを考えないで、なんちゃって子育てをしていませんか?

妻に任せっきりにしていることはありませんか? 妻や子供に嫌われないように良いパパを演じていませんか? 子育ての最終責任者は誰ですか? 巷にある子育て論に振り回されていませんか?

今回の教材でも、古市先生自身の事例や初めて話されるご家族の話、豊富な知識を元にした事例がふんだんに話されていて、とてもわかりやすいです。

耳障りのいい言葉でなく、本音で本質をついた言葉で具体的に語られています。易経の例もあり、さらに理解を深めることができました。戦略と戦術の話もよかったです。

バリエーション豊かな話があるからこそ、私自身、聞いてすぐに意識を変え、行動に移せていると思います。

世の中の子育て論に惑わされて、少しでも、迷いがあるなら、この教材を聴くのは必須でしょう。

家族のために、子供のために、もっといえば、社会のために、日本のために、父親として一刻も早く聴くことを強くオススメします」E.K.様 男性

  • 教育セミナーの受講と考えれば良心的

「子どもたちが夏休みに入りました。このタイミングでのリリース教材は、まさに時宜にかなったものだと思います。

夏休み期間中は、子どもと過ごす時間が一気に増えて、逆にどのように向き合ったらよいかわからずにいつも通りスルーしてしまう方(特に父親)が多いかもしれません。

子どもたちが夏休みを迎えた今、改めて子どもと向き合う機会になればと思い、教材を拝聴してみました。ちなみに、“父親向け教育セミナー”への参加と考えれば良心的な受講料だと思います。

今年の夏は、昨今の自由な子育て論の潮流に乗って、子どもの自発性に任せて伸び伸びと好きなように泳がせる方が多いでしょうか。あるいは、子どもの勉強不足や成績不振を取り戻すため、勉強に集中させようと躍起になる方もいるでしょうか。

自分の子ども時代を想像してもわかるように『こうしなさい!ああしなさい!』と一挙手一投足まで指摘されれば、猛反発するか、惰性で(嫌々)従うか、逃避するか、どの道多くの選択肢はありません。

猛反発のプラスに振れたら大喧嘩、逃避のマイナスに振れたら引きこもり・・・と、親にとっても子にとっても悩ましくなります。

子育てを難しいと感じるのは、親の思い通りに行かないからか、あるいは子育て一般論ではまったく通用しないからなのか、これはどちらも当てはまるものだろうと思います。

本教材では、この点をずばり、子育てには正解がないからだと断言しています。これは至極当然のことです。

しかし、どうしてもわが子ともなると視野が狭くなりがちで、昨今の教育論者が説く子育てのハウツー・方法論から一過性の魔法の言葉?に至るまで、難局であればあるほど正しい答えを求めてしまうのが親というものです。

古市さんは、同じように子を持つ親として、特にここでは指導者として、随所に手厳しい喝を入れながら巷の子育て論で解決を図る前に行うべき重要事項を繰り返し説いています。

特に、父親として第1に実践すべは“柔軟でブレない大局観”であり、遠近を見通す思考の上で“明確なガイドラインを定めること”であると強調して述べています。

何よりも、基礎・土台となる見えざる要素『目標・戦略・作戦』がしっかりと明確化されてこそ、視覚優位の多様な方法論としての術(すべ)が有効な手段となり得ると説き、いつもながらの身近な実例(サッカー・野球・会社・映画など)を交えて納得の解説が展開されています。

そこでは、自論のゴリ押しで昨今の子育て論をダメ出ししているのではなく、他の追随を許さぬ圧倒的な読書量を誇る古市さんだからこそ、これまで蓄積されてきた膨大な言語・知識(ご自身のプライベート題材も含めて)を再整理し、言葉を紡ぎながら論理が構築されています。

例えば、ドラッカーや老子といった先哲の示唆に富んだ言葉を引用・説明しながら、かつ、禅や易経などの考え方をも踏まえて揺るぎない解説が続いています。

したがって、本教材の観点(対象)を変えて、『親の子育て』を『経営者(管理職)の社員養成』、あるいは『自身の個育て(自己啓発)』に置き換えれば、すべてに通ずる一貫性のある古市さんの論理が存在していることがわかります。

注意深く聴いていれば、表面的には子育て論を喝破してはいますが、見えない根幹部分では自己啓発の個育て論を喝破していることに気づくはずです。

子育てには、厳しいだけの短絡的な『獅子の子落とし』も、放任するだけで芯のない『ゆるり・ゆとりの教育』も、どちらも論外です。

人間に内在する素質・能力を発展させる意図的な働きかけを行うことが真の(芯の通った)教育であり、明確な戦略的思考を持った働きかけ(取り組み)の重要性が古市さんの明快な論理から強く伝わってきます。

子(個)育てには大きなプロセスを要し、その方法に王道が存在しないからこそ、何よりもまず先に地固めすべきこととは何なのか・・・。厳しい言葉の中に、この解を導く古市さんの優しい眼差しと心遣いが感じ取れる100分間でした」K.M様 男性

  • 小手先のノウハウ本に翻弄されないために

「本教材は、古市先生と信頼関係があり、子育てに悩んでいる方は、非常にお勧めです。

しかも最近高騰中の古市教材の中では、非常にお求めやすい価格設定です。教材中で10回くらい(!)叱られるのを覚悟の上、ご購入下さい。

さて、これを見ている方は、子育てに自信がない方と思います。私もそうです。

子供を持つ親ならば、子供に幸せな人生を送ってもらいたいと思うはずです。では幸せな人生って何でしょうか。

・・・

『明るく、のびのびと育てたい。』
『幸せな人生を送ってもらいたい。』

これって全然具体的ではないですよね。にもかかわらず、私達は『子供にはこうやって褒めなさい』『こう叱りなさい』こんな小手先のノウハウ本に翻弄されてしまいます。

『子供をどのように育てたいのか』つまりピアニストにしたいのか、野球選手にしたいのか、という目標があって、適切なトレーニング方法が決まります。

ピアニストにしたいのにバットの素振りをするでしょうか?しないですよね。でも似たようなことを教育ではやってしまいがちです。

本教材は、子育て論の答えを提供するものではありません。指針、視点を提供するもので、全ての親が聴くべき内容です。下記内容について解説されています。

  1. そもそも子育ての目標とは?
  2. 世間の子育てノウハウが役に立たない理由
  3. 古市家の子育て方針

1.の目標設定せずに、子供を褒めるか叱るか議論するのはナンセンスです。目標を立てずに適当な方法を試すから、ちぐはぐなことになってしまうのです。

本教材を聴いて、視界が晴れた気分になりました。今それに気づけて本当に良かったと思います。

目標設定後、異次元レベルでスピードアップするノウハウは、『時間を逆行せよ!』をお聴きください。こちらもお勧めです。

2.の世間で言われているノウハウと本音は全く違います。本教材で解説されている原理原則は、五年後、十年後でも全く違和感なく応用できると思います。

3.は古市教材に共通する方針でもあります。方針がぶれないからこそいつの時代でも色褪せることはありません。

「1日30分」を続けなさい!』の本がなぜ10年以上経った今でもベストセラーであり続けるのか、がわかります。

古市家の具体例(成功例)として、『自己実現と自子実現』(*注 販売終了)も併せて聴くことをお勧めします。

最近の古市教材は、『私がこうなりたい』という自己啓発から『子供をこう育てたい』他人の啓発へシフトしています。

『世間体や自分のことだけ考えるのはやめなさい』というメッセージが心に残りました。今回もプライベートな内容含めて貴重な内容を共有いただき、ありがとうございました」H.S.様 男性

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