今の自分が何をするべきかという目的意識がはっきりしました

率直に言ってSD手帳を使い始めてからは今の自分が何をするべきかという目的意識がはっきりとし、又時々の自分を振り返るツールとしてなくてはならないものになりました。


達成できたことは幾つかありますが、自分は目標の立て方として当面、短期、中期、長期と区分しているので一概にどの位というわけにはいきません。(中略)目標に毎日目を通すことでモチベーションの低下を防ぐ事は言うまでもありません。これによってどれほど持ち直したでしょう。


逆に副産物として目の前の小さなトラブルや今までであれば頭に来ていた事が、目標を見直すことによってさほど気にしなくなれたというものがありました。どういうことかというと、最終目標を前提としている場合に些細な自分への批判や自己嫌悪、人的衝突は実にちっぽけな存在として自己処理できるようになったという事です。


結果的に感情的になることを回避できるのでそこに争いが起こる確率が低くなるばかりか、人間的にも柔らかい印象を与えることが出来ているのかも知れません。冷静さを失わない人格を目指す自分にとって大きなきっかけだったかも知れません。目先ばかりにとらわれないという事を手帳から教わった気がします。


手帳の悪い点という程ではありませんが、情報を詰め込んでいるので消化するための時間が以前よりも多く掛かっている現実はあります。しかしながら人間は面白いもので、そんな多すぎると思われた情報も時間がたつにつれてちゃんと処理していけるようになるものですね。訓練されているのがよくわかります。あたまが働いているという実感が湧いてきます。


自分なりの手帳への処理能力がだいぶわかってきたので来年はもう少し項目を減らして情報密度の濃い管理をしていきたいと思います。


長崎県長崎市 吉永様 (2004年10月)

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