高価だが聴くべき

「世の中がコロナウイルス感染と流行ばかりに目を奪われている現在に、ぜひ聴くべき教材だと思います。

 まず、私はアベノミクスという言葉を知っていても、具体的にどういう政策なのか過去の歴史的背景も含めよく分かっていませんでした。

過去の米国の政策と対比されてアベノミクス政策が解説されており、どのようなものか理解できました。

日本国民として自分がいまどのような歴史の流れの中にいるか、いままでなんとなく理解していたつもりでしたが、教材を聴き終えるとより明確になると思います。

 現在私は40台半ばですが、1990年前のバブル期は中学生でした。

その当時自動車、電化製品など日本の製造業が世界中を席巻していましたが、その後のバブル崩壊後の不景気をきっかけに、少しずつ凋落しはじめていたことは知っていました。

まだ世の中のことが全く分かっていませんでしたが、バブル崩壊前後で新聞の記事などが日本式経営は最高だと褒める記事から、不景気後に日本はだめだガラッと変わったことはよく覚えています。

しかし一方で、私が大学生の20歳代のころから一般の人々の海外旅行がブームになりはじめ、やっぱり日本人はお金持ちなんだいう安堵のような雰囲気も世の中にはあったような気がします。

失われた10年、20年などいわれているのに国全体として生活はそんなに苦しくなっていない、日曜日だけだったおやすみも土日2日なりさらに祝日も増えて家族で旅行にどんどんでかけるといった雰囲気も強かったと思います。

これが一体どういうことなのかについても自分はよくわかりませんでした。この教材の中ですべてのことがいろいろな視点から解説されており腑に落ちました。

 その他、古市先生は日本はこのままでは米国の後を追っかけていると警笛を鳴らしています。

教材のHPで参考文献に取り上げられていた米国民の現状を描いた映画もみました。

それが数十年後の日本(自分の老後だけでなく、自分の子供・孫たちの世代)に重なると考えると恐ろしい気持ちになります。

自分も含め家族がこれからどうすべきなのか考えさせられる教材でした。

高価ではありますが、コロナウイルス感染の流行にのみ目を奪われているいま現在に、聴くべき教材だと思います。自分のこれからを考える契機になる教材だと思います」T.S.様 40代 男性

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