著書のご紹介

敗者復活の「学問のすすめ」Kindle版

敗者復活の「学問のすすめ」』Kindle版を2018年4月上旬にリリースしました。サブタイトルは『現代の身分制度を生き抜く知恵』。

出版予定日2週間前に大人の事情でボツになった幻(?)の書籍です。編集者が担当していたときは、いろんな事情で内容のトーンがダウンしたので、これはそれを改めて忖度なしバージョンです。

特に出版社が気にしたのが「身分制度」という表記。これを「階級社会」に変更されたので、元の「身分制度」に戻しています。

「身分不相応」などの言葉は普段使いますが、「階級」という言葉は日常的に使いません。出版元は弊社なので、この辺は自由が利きます。タイトルはお客さまからいただいたアイデアを参考に、出版社が付けたタイトルとは違います。

内容的には教材『見えない身分制度』がベースになっています。これに加筆をしていると思ってください。

大人って嘘つきばっかりですよね。(^0^;) 子どもたちには「夢」や「愛」を押しつけておいて、自分たちはカネばっかり追いかけて、、、。

あなたにお子さんがいらっしゃるのなら、あなたの子どもは将来、社会に出て独り立ちしなければいけないのですよね?

サッカーのルールを知らなければ、サッカーの試合で勝つことはできません。ならば、子どもに社会の(見えない)ルールを教えないでどうするの!?

ルールをきちんと教えないで、社会に放り出して「あとは勝手にしろ!」と言うのはあまりにも無責任です。

例えば、就職して数ヶ月で辞めてしまう新入社員が少なからずいます。あれは若者が根性がないからですか? それとも会社説明会で話した業務とは、まったく違う業務を新入社員に強制している会社側に責任があるのですか?

「読者が人生を変える参考になれば」と思って、批判を恐れずにホンネの「忖度なし」で書きました。

目次

第1章 世の中には「見えない身分制度」がある
第2章 「お金」が身分を決める
第3章 「仕事」が身分を決める
第4章 「勉強」が身分を決める
第5章 敗者復活のための「学問のすすめ」
第6章 「人間関係」も身分で決まる
第7章 人生の敗者復活はいつでもできる

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内容を一部ご紹介

福沢諭吉が本当に伝えたかったこと

福沢諭吉は武士の身分に生まれたが、上級武士ではなく、下級武士の家に生まれた。下級武士というだけで上級武士から差別を受け、これに耐えられずに脱藩。その後、長崎、大阪、江戸で勉強をして学問を身に付けた。

そして、江戸幕府がなくなり、身分制度が消滅。明治維新の約4年後の1872年に出版されたのが『学問のすすめ』だ。当時の日本人の10人に1人には読まれたと言われており、現代なら1,200万部くらいの大ベストセラーだ。

『学問のすすめ』は、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」というフレーズが有名だが、「このように言われているが、じつは〜」というフレーズが続くのだ。

〈原文〉
賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによりて出来るものなり(初編)
万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤上下の差別なく(初編)
ただ学問を勤めて物事をよく知る者は、貴人となり富人となり、無学なる者は、貧人となり下人となるなり(初編)

〈訳文〉
賢い人間とそうでない人間の差は、学ぶか学ばないかで決まる。
すべての人はみな同じ権理(権利)を持ち、生まれによる身分の上下はない。
ただしっかり学問をして、物事をよく知っている人は、社会的地位が高く豊かな人になり、学ばない人は貧乏で地位が低い人になる。

齋藤 孝『おとな「学問のすすめ」』より

いただいたレビュー

「本書を読んでまず思ったのは、サブタイトルである『身分制度を生き抜くための知恵』を私の父は私に叩き込んでくれたのだということです。

私の父は古市さんと似ており、農業で生計を立てる祖父を見て『親のようになりたくない』と思って努力した人です。父は、高卒にもかかわらず銀行員時代に大出世した後、不動産業をし、今では不労所得で悠々自適の生活をしています。

そんな父でも『大卒であれば、もっと仕事がしやすかった』と銀行員時代に心底感じていたようで、『最悪、借金してでもお前らは絶対に大学に行かせる!』と私が高校生の頃はよく言っていました。

おかげで、私は大学卒という最低限の学歴は与えてもらいましたが、歳を重ねるにつれ、それ以上に役に立っているのは『家庭は会社と同じだ』と言い切る父から上司と部下のような厳しい関係性の中で学んだあらゆる処世術でした。

本書では、私が父から学んだこととほぼ同じことが書いてあり、びっくりしました。

経験者として断言します。この知恵を活かせば、まずあらゆる人間関係で悩むことがありません。そして、人間関係で悩まずに済むと仕事も友人も恋愛も驚くほどラクにスムーズにできるようになります。

そうなると、何をするにも楽しくなります。余裕ができます。余裕ができると、努力しているという感覚無く、努力できる(工夫する)ようになります。と同時に、人の協力も得られるので、自分が思ったことは加速的に叶っていきます。

現に私は、社会に出てからほぼノーストレスで生きることができています。それは、自分の思ったとおりになることが多いからです。(今のところ、人生において唯一ストレスがあったのは親元にいる間だけです。恐ろしく思い通りにならなかった時期です。笑)

私は10年以上に及ぶ地獄のような家庭環境でのスパルタ教育により身に付けた知恵ですが、これをワンコインで教えるなんて…正直やめていただきたい!(怒)

もちろん、知恵は活かさなければ意味がありませんが、活かさなければ進めない場面は人生において必ず訪れます。

その時に知恵を『知っている』か『知らない』かは大きな差です。進めない場面で無駄に苦しんだりしないためにも、まずは本書でサクッと知りましょう」 K.N.様 女性

「福沢諭吉著『学問のすすめ』の『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』というフレーズはあまりにも有名です。

ただし、それに続くフレーズまで理解していた人は、私を含めてあまりいなかったのではないのでしょうか。

著者は『『人間はみな平等』と言うが、現実には社会的な地位が高い人とそうでない人がいる。お金持ちもいればそうでない人もいる。この違いは何か?それは勉強するか、しないかの違いだ』と解説しています。

本書は、勉強が人生にどう影響するか、社会の仕組みがどうなっているか、身分を上げるにはどうすればよいのか、中学生でも理解できるように書かれています。

社会には建前とホンネがあり、ホンネについてわかりやすく解説できるのは著者の強みです。

本書は著者の会社で出版しているので、特定の企業に偏るような意見は一切入っておらず、著者のホンネで書かれています。私たちが知りたい忖度なしの情報です。

私達が受け取っている情報には企業側のメリットになるようなことが多く、そのまま受け取ってしまうとお金を取られてしまいます。

本書は、自動車のナビゲーションシステムに例えられます。自分で目的地(目標)を設定すれば、渋滞(トラブル)を避け、ルート(選択肢)、を 提案してくれます。

目的地の設定と、運転(行動)は自分で行なう必要がありますが、ナビゲーションシステムが有るか無いかで到着(目標達成)スピードが格段に違います。

著者は目標達成のヒントとなる教材を多くリリースしていますが、本書は『逆転の発想 タイム・マネジメント』『アホはマネできない!』のエッセンスが含まれています。

教材としてではなく、数百円の電子書籍としてリリースしたのが大変もったいないと感じる程、重要な情報が含まれています。本書で感銘を受けた方は、上記教材と併用されるとさらに目標達成スピードが向上することと思います。

本書で最も心に残ったことは『「正しいことをする」より「自分のメリットのあること」をする。』です。正論を言っても正論でしかありませんし、人間関係を悪化させる場合もあります。

本書で学んだ『自分のメリットのあること』 を行動するように心がけようと思います。娘が幼くまだ文字が読めないのですが、将来必ず読ませます」 H.S.様 男性

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